本日はモデリング枠です。
昨日はオリジナルキャラクターの髪にボーンを設定しました。
今回はボーンに追従して髪が揺れるようにウェイトペイントを指定します。
〇ウェイトペイントとは?
ウェイトペイントとはあるボーンに対してある頂点がどのくらい追従するかを指定する設定です。
これによって滑らかにメッシュが変形し、ボーンに連動してポーズを付けることができます。
〇髪の毛のメッシュにウェイトペイントを指定する。
①[ポーズモード]へ切り替えモデルを移動させます。
この状態では髪の毛にウェイトペイントが設定されていないため、髪の毛だけ元の位置に取り残されます。
②[オブジェクトモード]で髪の毛のメッシュを選択したのち[ウェイトペイントモード]へ切り替えます。
③表示を[ワイヤフレーム]に変更し[透過表示を切り替え]を選択します。
これによって下図のようにウェイトペイントの作業が行いやすくなります。
④プロパティタブから[頂点グループ]から[Head]を選択します。
⑤④の状態でメッシュ全体を塗りつぶします。 これで[Head]のボーンに髪の毛が追従するようになりました。
これで髪の毛が頭に沿って動くようになりました。次に髪の毛のボーンに合わせてウェイトペイントを設定していきます。
⑥[ポーズモード]に変更し首のボーンを動かして操作しやすいようにします。
⑦髪の毛のボーンを一つだけ選択し動かします。
⑧[オブジェクトモード]に切り替え髪の毛のメッシュを選択し[ウェイトペイント]へ切り替えます。
⑨[ブラシのオプション]から[自動で正規化]にチェックを入れます。
ウェイトペイントはボーンごとに0~1の強さの値で設定することができますが、正規化を行うことでボーンごとではなくすべてのボーンの間で0~1の強さのウェイトに切り替えることができます。
⑩後ろ髪のボーンを④の動作と同じように[頂点グループ]から選択します。
⑪[L]キーを選択しボーンに連動して動かしたいメッシュを選択します。[HairTool]アドオンで作成された髪の場合紙の束ごとにメッシュが作成されているため細かく選択ができます。
⑫揺らしたい部分(毛先)にウェイトペイントで値を与えます。
塗りにくい場合などはボーンを動かしポーズを変えることでより作業がしやすくなります。
これで髪の毛にボーンが適応されるようになりました。
⑬先ほどウェイトを設定したボーンの子ボーンを選択し同様に毛先のボーンまでウェイトペイントを付けます。
これによって髪の毛にウェイトが適応されました。 実際にキャラクターを動かしていきます。
ウェイトペイントでのコツは自動正規化していることと、根元から毛先にウェイトを設定していくことのようです。
以上で髪の毛にウェイトペイントを設定できました。