本日Blenderでクロスシュミュレーションを行う[Simply Cloth Pro]アドオンを導入しました。
早速まとめていきます。
〇Simply Cloth Proとは?
Simply Cloth Proアドオンは[BlenderMarket]でVjaceslavT氏によって公開、販売されている有料のアドオンです。
2021年4月28日現在33$で購入することができます。
33$のプロ版とは別に今後のアップデートに対応していないVersion2020が26$で販売されています。
Blenderにはクロスシュミュレーションという機能があり、頂点ごとにメッシュを変形させ布の表現を行うことができます。
[Simply Cloth Pro]はこのクロスシュミュレーションをより直感的に、かつ簡単に使用するためのアドオンです。
〇使い方
[Simply Cloth Pro]アドオンを導入すると[Simply Cloth]のタブが追加されます。
使用するためにまずクロスシュミュレーションを行いたいオブジェクトを選択します。
今回は上画像のようにCubeとPlaneを配置しPlaneでクロスシュミュレーションを行っていきます。
[オブジェクトモード]でCubeオブジェクトを選択し[Simply Cloth]のタブの[コリジョン]から[Activate]を選択します。
この作業によってCubeがクロスシュミュレーションのコライダー(当たり判定)として機能するようになります。
コライダーとして設定した後は摩擦など当たり判定にかかわる設定を行うことができます。
クロスシュミュレーションを行うPlaneを選択し[Create Cloth]を選択します。
その前にクロスシュミュレーションを行うためにはオブジェクトの頂点数が必要のため[細分化]を使用して頂点数を増やします。
[Simply Cloth]タブから[Play]を選択することでPlaneにクロスシュミュレーションが行われテーブルクロスのごとくCubeにかぶさるように変形します。
[リセット]を選択することで何度でも最初からシュミュレーションを行うことができます。
これでSimply Cloth Proが使用できました。
UIが日本語のため非常に扱いやすいです。
〇プリセット
プリセットの画像を選択することでどのようなクロスシュミュレーションを行うか視覚的に設定することができます。
一つ一つ見ていきます。
〇Cotton
〇Denim
〇Leather
〇ゴム
〇silk
〇Wool
〇Elastic Smooth
〇クリース
〇圧力
〇Shrink Pressure
〇Stiff Smooth
〇Heavy Silk
〇Spring Standard
〇Stiff Paper
〇Prumple Paper
今回Simply Cloth Proを導入して触ってみました。
初心者でも直感的に、また日本語のUIに対応している点も高評価です。 筆者は以前同様のクロスシュミュレーションのアドオン[Modeling Cloth]を使用しました。
今後比較も行っていきます。