本日はHoloLensのトラブルシューティング枠です。
先日ふとHoloLensをPCに接続した際にストレージ残量がレッドになっておりましたので本日はいらないファイルの削除とストレージの確認を行います。
〇HoloLens 2のストレージ
HoloLens2のストレージは[64GB]です。
これは一般的なPCとしては低すぎるストレージ要領で、タブレットPCやスマートフォンの標準クラスの容量です。
HoloLens2は日常の作業としてのPCとしての使用を考慮されていないためです。
〇Windowsアップデートの確認
まず最初にアップデートを確認します。筆者の経験上ですが問題が発生した場合大体の場合アップデートが走っていることが多いです。
今回もアップデートが来ていました。
〇HoloLensのストレージの確認
HoloLensのストレージは[設定]アプリから[System]→[Storage]から確認できます。
筆者環境の場合は残り5GBの容量で、その[System & reserved]が占めていることがわかります。
この[System & reserved]はWindowsなどのOSとデバイスを動かすための機能です。
半分以上の領域を占めているのはWindowsの更新などのログなどがたまっているためと思われます。 通常Windowsの更新データは30日間保存されその期間はアップデート前の状態に戻すことのできるリカバリーを行えます。
この領域はWindowsPCでは手動削除できますがHoloLensの場合該当する作業が見当たらなかったためストレージセンサーを使用します。
〇ストレージセンサーとは?
[設定]アプリから[System]→[Storage]からストレージセンサーを設定することができます。
ストレージセンサーは自動的にログやキャッシュなどのデータを削除する機能です。 これはHoloLensに限らずWindowsPCでも使用することができます。
今回はストレージセンサーの構成を切り替えます。今回ストレージセンサーをすぐに実行してほしいため実行設定を[毎日]としました。
〇写真の削除
スマートフォン同様HoloLensのストレージを圧縮しやすいアイテムが写真・ビデオです。
デバイスポータルを接続し、ファイルサイズごとに並び替え不要な写真を削除します。
ここで削除したファイルはHoloLensのごみ箱に当たる階層に移動し時間とともに削除されます。
今回はこれを手動で削除します。
[設定]アプリから[System]→[Storage]から[Temporary Files]を選択します。
次に削除するファイルをチェックに入れ[Remove]を押すことでファイルが削除されます。
これらの作業によって5GBだったストレージが10GBまで広がりました。 OSのファイルに関しては時間がたつことでさらに最適化され削除されると思われますが、もう少し根本的な問題を解消する必要がありそうです。
筆者は日常からHoloLensを使用するため126GBなどのストレージ要領が欲しいと感じます。